うつ回復 会社への報告
■概要
休職中は会社へ定期的に報告を求められることがあります
定期的に上司や産業医へ連絡、報告することで、職場復帰するときにスムーズにできるようになります
■効果
・会社、上司が復帰見込みを把握できます
休職は復帰することが前提です
会社、上司側はいつ復帰できるのかを把握しておく必要があります
・社会との接点を保つことで、社会復帰しやすくなります
一度社会と接点を持てなくなると、社会復帰が難しくなります
他者と接する機会を持つことで、コミュニケーション能力の回復が図れます
・文章作成やコミュニケーション能力のリハビリになります
職場復帰をするのに必要なスキルの回復が図れます
■方法
・上司や産業医に報告することを簡潔にまとめます
・できればメールで間接報告をします
個人メールから会社上司、産業医のメールアドレスに送れるように、事前に相手と調整しておきます
■報告内容
・今の治療状況(通院間隔、簡単な治療内容)
・回復状況(回復しているのか、停滞しているのか)
・生活状況(生活リズム表で起床、就寝時刻、その日の行動、気分を示す)
・今後の予定(今後の治療予定、次の報告タイミング)
■本音はやりたくないときは
・休職前のことを思い出してつらい
気持ちの切り替えの練習だと思ってください
別の新しいこと、やってみたいことを考えてみてください
・職場の人と会うのがつらい
会社によっては職場へ訪問することを求められます
職場とは離れた別室や近くの喫茶店などで面談するなど、相談してみてください
・報告相手の上司がストレス源だ
別の窓口の人を立ててもらえるか相談してみてください
・仕事を放り出して申し訳ないと思う
自分が最優先するのは体調の回復である、という信念を貫いてください
そうすると仕事の優先順位は自ずと低いのだと感じられるようになります
・会社や上司は迷惑だと思っているにちがいない
事実かどうかはわかりません
気に病むことはありません
余計なストレスになります
自分は回復することに専念するのだ、と考えてください
・うまく報告文章をかけない
できるだけ客観的に自分の気持ちを観測して、回復状況を確認しましょう
・気分の落ち込みが減ってきたか
・体調不調が和らいできたか
・緊張、対人恐怖が減ってきたか
など
最後は「引き続きご配慮願います」と報告を締めくくってください