うつ回復 職場復帰のプロセス
職場復帰のプロセス
図1 職場復帰のプロセス
大きく4つのプロセスがあります
1)治療
傷ついた脳、心身の治療をします
各種検査も行います
■次のプロセスに進む条件
症状が改善し、リハビリが可能と判断されれば、リハビリを始めます
症状は完全に直っていなくても構いません
いわゆる寛解(服薬が不要となる状態)は、職場復帰以降に目指します
2)リハビリ
治療中に衰えた能力を回復します
主に次の3つの回復を行います
・体力回復
・業務遂行能力回復
・社会適応力の回復
平行して復職の準備を行います
会社との復職に向けた手続き、調整を行います
■次のプロセスに進む条件
職場復帰可能と判断されれば、職場復帰ができます
判断は会社の人事、または産業医が行います
主治医の診断が必要な会社が多いようです
3)職場復帰
リハビリ勤務(制限付き出社)が可能な状態です
出社日数、勤務時間、業務内容など制限があります
会社によっては休職扱いとなるところもあります
■次のプロセスに進む条件
通常業務可能と判断されれば、業務復帰ができます
判断は会社の人事、または産業医が行います
4)業務復帰
通常業務(定時勤務)が可能な状態です
休職が完了します
会社によっては、制限付き勤務にすることもできます
会社の人事、または産業医が判断します
・時間外労働の禁止、または上限付与
・夜間、休日勤務、出張の禁止、または回数制限の付与