職場復帰に向けたリハビリ
1)概要
これまでに職場復帰に向けて、脳機能や体力、生活リズムなどのリハビリを行ってきましたが、それでも「仕事をする」レベルではありません
・出勤のための身支度
・通勤
・職場でのコミュニケーション
・職場での業務
などは未知の領域です
出来るだけスムーズに職場復帰するためにも、事前に準備しておくと安心できます
2)対策
・出勤のための身支度
出勤するときの服装に慣れましょう
リワークの時から出勤時の服装でいると、職場復帰したときも違和感や緊張感が減ります
単なる外出でも構いません
職場に行く雰囲気に慣れることが重要です
・通勤
一番の難関です
朝の通勤ラッシュに耐えることは非常に困難です
会社や上司と相談して、時差通勤が出来ればよいです
事前に出勤するときと同じ時間の電車に乗り、職場近くまで行くのも効果的です
自分の体力の低下や、人混みに対する緊張感、周りとのスピードの違いなど感じると思います
駅の階段などは、上り下りで足が動かなくなることもあります
それでも職場まで行けたということが安心感になれば、通勤の対処は十分です
まだ緊張感や疲れなどある場合は、何回かチャレンジしておくとよいです
職場復帰当初は職場での疲労が大きいため、通勤における疲労は出来るだけ少なくしておいたほうがよいです
・職場でのコミュニケーション
周りの人とのコミュニケーションはリワークなどでリハビリは出来ていると思いますが、それでも仕事となるとスピード感が更に上がります
事前に上司と面談しておく
仲の良い同僚と会話しておく
など、職場のゾーンに入っておくと、緊張感が少なくなります
・職場での業務
職場復帰当初はいきなり元の仕事は出来ません
脳の処理能力や体力も低下しているし、最新情報への追い付きなどにも時間がかかります
暫くは出来るだけ期限のない仕事や、優先度の低い仕事をさせてもらうように、上司と調整しておくと良いです
3)上司への状況報告
職場復帰直後は業務復帰するまでは、上司に自分の体調や治療予定などを報告しておくとよいです
勤務時間や仕事量の調整などをするのに役立ちます
4)相談相手の確保
一人で抱え込まないことが重要です
職場メンバーや産業医など、相談できる人を見つけておくとよいです
自分一人では心がくじけることもありますが、相談相手がいれば違った考え方や気分の持ち直しも出来ます
うつサバイバーの社会復帰への道 - Yanagy0084の日記