Yanagy0084の日記

うつ体験、発達障害考察、コンピュータ関連の記事を書いてます

うつ回復とおしゃべり


うつ症状の悪化とリハビリで共通していたこと

 
それは会話の量と脳の働きが相関関係にあった
 
■うつ症状で休職していたとき
・声がでない
 喉の筋肉が衰えていて声を出しづらい
 
 口角部分の筋肉も衰えていて発音しづらい
 何かゴニョゴニョ言っているよう
 言葉がはっきりしない状態だった
 
・相手の言葉が理解できない
 長い文脈で話されると言葉の理解が追いつかない
 英語など外国語のスピーチを聞いている感じ
 
・言葉が思いつかない
 自分の思っていることを表現しようとしても、頭に言葉が浮かんでこない
 
うつ状態の検査
 脳の血流を測定する機械をつけて検査した
 音声ガイドが50音の一つを言う
 その音で始まる言葉を出来るだけ喋る
 
・検査結果の診断
 前頭葉の血流が少なく、うつ症状だと診断された
 側頭葉の血流は正常だったので、抗うつ薬は効果が出ているとのこと
 
・医学的根拠
 前頭葉は言葉を発する機能を司っている
 この部位が機能しないと、失語症などの病状になる
 
 側頭葉は言葉を理解する部位
 この部分が機能しないと、発する言葉が正しくないなどの症状がでる
 
■リハビリ(初級編)
 家の中で行う
 
・口角の運動
 唇の筋肉を鍛える
 口を大きく開けたり、アイウエオ順に口を動かす

・舌の運動
 ベロを出来るだけ外に出して上下左右に動かす
 レロレロ舐めるような動作をする
 口の内側の筋肉を回復させる訓練になる
 いびき防止にもなる
 
・頬の運動
 頬の筋肉を鍛える
 口角をあげて、笑うような口をする
 
・しりとり
 毎日10分位、しりとりをする
 言葉を引き出す脳機能の訓練になる
 
・音読
 小説や新聞の記事などを音読する
 発声の訓練、言葉の認知の脳機能の訓練になる
 
・カラオケ
 音読と同じ訓練だが、声の高低を伴うので、喉の筋肉の回復になる
 
■リハビリ(中級編)
 外出出来るようになったら行う
 
・買い物(レジの会話)
 「レジ袋はいりません」
 「カードで支払います」
 など簡単な会話をする
 
 会話のやりとりをする訓練になる

・飲食店のオーダー
 ファーストフードや喫茶店で注文する
 
 言葉を的確に発声する訓練になる
 
・病院の医師との会話
 自分の症状や出来事を正しく伝える訓練になる
 
■リハビリ(上級編)
 医師からリワークの許可が出る程度回復したら行う
 リワーク施設などで行う
 数人のグループで行う
 
・連想ゲーム
 テーマに関連するキーワードを多く出す
 
 言葉を記憶から引き出す訓練になる
 
・ディスカッション
 テーマに従って自分の意見を言う
 相手の意見を理解する
 
 会話力、理解力の訓練になる
 
・誉める
 相手もリハビリ中なので否定したり、非難すると悪影響がある
 出来るだけ良いところを見つけて誉める
 
 言葉を選定したり、表現方法を回復する訓練になる
 
 *余談
  とある意識が高い系のビジネス本を出している人の話
  精神病院の患者達はお互いに甘えあっている、
  だからそんな病気になるのだ、と本に書いていた
  おそらくグループディスカッションで、お互いに誉めあう場面を見て、そう感じたのではないか
 
・プレゼンテーション
 大勢の前で発表する
 
 声を大きくハッキリと出す訓練になる
 緊張感に慣れる訓練にもなる
 
・雑談、お喋り
 ふとしたことをキッカケに関連する会話を続ける
 最初は5分から10分位続ける
 
 大分会話出来るようになってきたら、時間を延ばす
 30分から1時間位会話を続ける
 お茶や食事をしながらでもよい

 連想力、総合的な会話力の訓練になる
 
■リハビリ(超上級編)
 職場復帰できる段階になったら行うのもよい
 
 「注意」
 ※失敗すると、逆に自信喪失するので注意
 ※相手がいる人に限る
 
・デート
 高レベルの会話力の持続が必要になる
 
・相手は健常者なので会話のスピードも早くなる
 社会活動を行えるレベルに上げる訓練になる
 
 「派生効果」
 ・計画(日程調整、店探し、服装など)は前頭葉をフルに使うリハビリになる
 
・性行為
 うつ症状があると性欲がなくなる
 また男性は勃起不全などの症状も出る
 
 キス、愛撫などが口の筋肉の運動になる
 
 「派生効果」
 ・生存意欲の回復を図れる
 ・相手に受け入れられたという多幸感が得られる