うつと発達障害の類似点
■類似点
うつで前頭葉の血流が悪いと同じ様な症状が出る
・発達障害の人はコミュニケーションがうまくできない
自分勝手な振る舞いや、意見をすることが多い
周りの人は空気が読めない、自分勝手だ、という印象をもつ
うつ症状でも以下の症状がでる
・言語障害:会話がうまくできない、言葉が理解できない
・認知障害:状況を把握しづらい
・思考力低減:考え方の幅がせまくなる、勝手な思い込みになりがち
・ストレスの機会
発達障害の人はストレスの機会が多い
親から叱られたり、周りの人から疎まれることが多い
いじめなどにあう人もいる
うつになりやすい人は、ストレスを受けやすい性格が多い
ストレスと感じる人と、感じない人がいる
いじめは受け側の問題、という人はストレスを感じるレベルが低い
■発達障害の人はうつになりやすい?
・元々前頭葉の機能が低下しているため、脳の血流が悪くなると、うつ症状になりやすい
脳の萎縮(脳細胞の部分死滅)まで伴うと、なかなか回復しづらくなる
「イメージ」
前頭葉の血流度合いで考えるとこんなイメージ
・正常な人:100 (*)
・発達障害: 70
・うつの人: 50
・脳の萎縮: 30以下 (*)
(*)加齢により段々減っていく
考察は4)うつとボケ(認知症)の類似点を参照
・ストレス指数が高いと、うつ症状になりやすい
勝手に公式を作ると、以下の想定
「ストレス指数」
ストレス指数(S)=ストレスの頻度(H)×ストレス度合(D)
・ストレスの頻度:いじめにあう回数、疎まれる回数
・ストレスの度合:ストレスに感じる程度
「うつ指数」
うつ指数(U)=脳の血流度合い(平常値)(N)-ストレス指数
発達障害の人は頻度が高く、血流度合いが低く、うつ指数が高くなりやすい
うつになりやすい人は、頻度、度合が高く、うつ指数が高くなりやすい
■考察
発達障害の人は、元々の脳機能の初期状態が低いのでうつ指数が高い
そして社会適応できないことでストレス指数が高まってしまう
うつになりやすい人は、ストレス指数が高くなりやすい
結果的にうつ指数が高くなってしまう
両者は似てはいるが、過程はやや異なると考える
■事例
自分の息子はADHDだが、学校や部活も休まず行っていた
友達も全くいないが、本人は全く気にしていない
発達障害でもあまり物事を気にしない性格だと、ストレスにならないようだ
■対処方法
・脳の血流の回復と合わせて、思考方法の改善も必要となる
・アサーティブコミュニケーション
・アンガーマネジメント
などの思考技術を身につけることで、再発を防止出来るようになる