うつ病の思考パターンと成果主義の弊害
現代はうつ病が発生しやすい環境になっている
・「すべてか無か」としか考えられない
100%完璧にできないと意味がないと考えてしまう
>仕事では正確さ、完璧さを求められる
ミスは手戻りコストが大きいため、ノーミスを求められる
・何でもネガティブに考える
どんな出来事も悪い方へ解釈してしまう
>設計、製造、作業ではリスク分析が必要
あらゆる悪いケースの想定を求められる
・一つのことを全てに当てはめる
失敗や嫌なことがあると、それをあらゆることに当てはめてしまう
>失敗を再発してはいけない、ミスを繰り返してはいけない
類似ケースについても同様に失敗しないように求められる
・根拠もなく飛躍した結論を出す
嫌なことがあると、根拠もなく最悪の結論を導き出してしまう
>最悪のケースも想定しておくことを求められる
・すぐに「~すべき」と考える
常に「~しなければならない」と自分を縛ってしまう
>社会人、職務としてあるべき姿を実践することが求められる
・自分にマイナスのレッテルを貼る
自分否定するようなレッテルを貼ってしまう
>理想的な仕事ができない人は能力不足と判断される
成果主義により高い成果を求められる(能力以上のチャレンジ)
さらに期待以上の成果を出さないと評価が低くなる
・すぐに「自分のせいだ」と思う
関係のないことまで自分のせいにしてしまう
>部下、他メンバーのミスも連帯責任になる
自分はこうするべきだった、と考える必要がある
・いつも周囲の評価を気にしすぎる
評価を常に悪い方に解釈してしまう
>期待どおりの成果を出せていないと、自分の努力不足が原因となる
・感情だけで状況を決めつける
冷静さを失い、感情だけを根拠に、物事を判断してしまう
>常に緊張感をもって仕事をしなければならない
緊張が冷静さを失わせてしまう