うつ回復 うつとボケ(認知症)の類似点
うつとボケ(認知症)の類似点
■類似点
・気分が沈む
・興味や喜びが少ない
・食欲がない
・眠れない
・体がだるい
■異なる点
・記憶力
うつ :短期記憶がないことがあるが、自覚がある
認知症:記憶がないことに自覚がない
・希死念慮
うつ :悲観的になり、「死にたい」と思う
認知症:自責の念は少なく、「死にたい」とあまり思わない
・症状の自己認識
うつ :自分がうつ症状だと自覚できる
認知症:自分の症状に気付きにくい
・症状の進行
うつ :比較的早い、何か悪いきっかけで症状が悪化する
認知症:とてもゆるやかに進行する
2)脳の状態の類似点
・脳の血流
どちらも血流が悪くなります
・脳の萎縮
人間の脳細胞は30歳ごろから段々、機能しない(脱落)ようになります
脱落した部位は萎縮して二度と使えなくなります
しかし周りの脳細胞が代わりに機能する「代償能力」があるため、機能がすぐに低下することはありません
認知症が脳の萎縮があるのは有名ですが、うつも脳の一部が萎縮することがあります
京都府立医科大学論文
◆自分の事例
頭痛が続くので脳MRIを撮ってもらいました
右前方の一部に萎縮が見られるという結果でした
加齢によるものか、ストレスによるものかはわかりませんが、症状の原因になっていることは確かです