下水溢れ3
エピローグ
一通り下水修復は完了した。
しかし家のガレージのにおいはこびりついたままである。
車のタイヤもまだきたない。
高圧洗浄機を買ってくることにした。
近くの大手家電店に行き、ケルヒャー社のクリーナーを買った。
25000円。高い。
ガレージから車を出して、クリーナーで流してみた。
結構、圧力が強い。
床や壁にこびりついた汚れがとれる。
でも水量が多く、ガレージが水浸しだ。
車のタイヤも大分汚れが落ちた。
残るは昨日かき集めたヘドロの処分だ。
インターネットで調べてみると行政ではごみでは出せない。
清掃業者に頼んで引き取ってもらうと有料。
ヘドロも有機物なので堆肥として活用もできるらしい。
でも知り合いに農家などいない。
結局、いろんなところに電話して、無料で引き取ってもらうことに。
何とかなるものだ。
今回の反省。
私道の場合、下水の管理は自分たちで行わなければならない。
定期的に詰まっていないか点検したり、清掃も行わなければならない。
業者に頼むのか、自分たちで行うのかも決める必要がある。
当然、頼めば有料になるが、折半する必要がある。
本来は公道のマンホールをあけるには警察などの許可が必要らしい。
今日はたまたま下水道局の人が気を利かせてくれたが、毎回こうとは限らない。
業者に頼むこともできるが、おそらく有料だろう。
今度、いろいろな案を出して、私道淵の家々に確認してみようと思う。