Yanagy0084の日記

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うつ回復 自立支援医療申請

 

 
自立支援医療(精神通院医療)の申請

■概要
 休職する程度の精神疾患となった場合、自治体の医療支援制度を利用することができます
 収入も減っているので、ぜひ活用しましょう

・通院する医療機関と薬剤局を指定すると自己負担額が少なくなります
 1割負担で済みます
 ただし所得に応じて月額上限があります

・1年間有効です
 継続できます

■申請に必要な条件
精神障害または精神障害が原因となる症状を通院治療していること
自治体により所得および障害度合の制限があります

例)東京都の場合
 ・区市町村民税課税額年23万5千円以上(一定所得以上)
 ・高額治療継続者(いわゆる重度かつ継続)
 ※会社勤めで休職しているなら、大体当てはまります

「補足」
 窓口で重度の精神障害であることの診断書が必要と言われ、自分は果たして重度な障害なのだろうか、と悩みました

 主治医は「会社に行けないくらい重度な症状ですよ」と言い、あっけなく診断書を書いてくれました
 
■申請に必要な書類
自立支援医療費(精神通院)支給認定申請書
 保健局の窓口でもらい、自分で記入します
 
自立支援医療診断書(精神通院)
 保健局の窓口でもらい、通院先の医者に記入してもらいます
 普通診断書と同じくらいの費用がかかります
 3000~5000円くらい
 
医療保険の加入関係を示す書類
 国民健康保険証、会社の健康保険証など
 
 保健局がコピーをとるために原本を用意します
 
マイナンバー
 自治体によってはマイナンバー(個人番号)を記入します
 マイナンバーカード、または通知書を用意します
 
・「世帯」の所得状況等が確認できる書類
 区市町村民税課税・非課税証明書など
 
 マイナンバーカード、またはマイナンバーの写しがあれば、保健局の窓口で所得状況を調べてもらえます
 (職権確認というらしい)
 
・通院している医療機関、薬局の名称、住所、連絡先
 申請書に記入するのに必要です
 診察券やお薬手帳、レシートなどに書いてあります

医療機関コード、薬局コード
 申請書に記入するのに必要です
 普通、わからないので、保健局で調べてもらいます

 地方厚生局のホームページでも検索できます
 各ページに記載されている都道府県のPDFやExcelファイルを開くと、コードと医療機関名が記載されています
 
 
・認め印
忘れがちなので注意しましょう
 
■申請の流れ
・申請時
 住んでいる自治体の保健局に行き、必要書類をもらいます

 ・自立支援医療費(精神通院)支給認定申請書
 
 健康保険証、マイナンバーなどを持っていけば、自分が条件に当てはまるかどうか、事前に確認できます
 
医療機関の診断書の依頼
 通院している医療機関に依頼します
 自立支援医療支援の申請だと言えば、発行してくれます

 病院によって作成に時間がかかります
 (1週間くらい)
 
・申請
 保健局に申請書、必要書類などを持っていき、申請します
 
・申請直後
 申請して受理されると、認定されます
 窓口で申請書の控えを貰います
 後日自立支援医療受給者証」が届くまでの間、これが申請書代わりになります

・受付時
 指定した医療機関、薬局の受付時に以下を渡します
 ・受給者証(または控え)
 ・自己負担上限額管理票
  診療内科などの病院で、初めて使用すると言うともらえます
 
清算
 「受給者証」と「自己負担上限額管理票」を返してくれます
 医療機関、薬局で管理票に、支払い履歴を記入してくれます

 自己負担上限額管理票」は1か月ごとに記入されます
 これで月額上限を超えているか確認してもらいます

・「受給者証」受領
 1,2か月すると「自立支援医療受給者証」が郵送されます
 自己負担上限額管理票」も一緒に送られてきます
 
 控えは「受給者証」をなくした時のために残しておいたほうがいいです
 
■補足
 この制度は元々は統合失調症の人の経済的支援を行うための制度だったとのこと
 しかし近年は精神疾患による患者が増えていて、審査が割とゆるいため、多くの心療内科で制度活用を勧めているらしい