ASD/ADHD観察 センサーの感度 カズレーサーの事例
昨日、TVで「カズレーサー」のコメントを聞いていて、ASD/ADHDの特徴が出ていた
この人はASD疑惑があるとのこと
・ピンナップ写真を見て
1)「後ろの人たちがカメラを向いていない」
(後ろの人は被写体(ゲスト夫婦)の影に小さく写っていた)
2)「何でこんな写真を出したのか?」
(ゲスト夫婦の紹介をするための写真だった)
・ゲストが持参した手帳を見て
1)「端がぼろぼろ」
(ゲストが小学生の頃の古い手帳だった)
2)「今時、こんな言葉使わないよね」
(米国生まれのゲストが、日本語を覚えるのに手帳に日本語を書いていた)
■解説
1)の事例とADHDの特徴の関係
・通常の人より、五感の(どれかの)感度が異常に高い
・通常の人は不要な情報を無視する脳機能があるが、ADHDにはない
おそらく「カズレーサー」は視覚の情報センサーが異常に高い
普通の人は後ろの人がどこを向いているかなど、気にもしない
しかしこの人は被写体と同じレベルで、後ろの人を認知している
2)の事例とASDの特徴の関係
・自分の主観的な価値観、モラル感、正当性以外は共感できない
・考え方の幅が狭い
・相手の気持ちを推し量ることができない
・社会観念(TPO)を踏まえた行動ができない
「カズレーサー」は、
・「汚いことは正しくない」という主観的な価値観で発言している
手帳、字が汚いのはダメ、という価値観
・ゲストがその発言により、どのような気持ちになるか
・ゲストやスタッフの努力に対して、社会観念的に適切な行動だったか
は気にしていない
■考察
1)ADHDは五感が高いせいで、良くも悪くも外的環境の影響を受けやすい
・視覚能力が高いと
メリット
・画像の認知力、記憶力が高い
・文章を写真のように記憶することができる
デメリット
・色に異常に反応してしまう >原色を見ると目がチカチカする
・人混みだといろんな人の動きを認知してしまう >めまい、頭痛がする
「カズレーサー」の外観(金髪、赤シャツ)を観ると、色のセンサーは感度が低いのかもしれない
物体認識のセンサーだけが高いのだろうか?
2)
世の中にはツッコミをしたがる人や揚げ足をとりたがる人がいるが、これらはASDなのではないか?
「ツッコミ、揚げ足取りのプロセス」
1:細かい違和感に気がつく
2:許容できない、おかしいと思う
3:相手の気持ちを推し量らない
4:社会観念(TPO)をわきまえない、自分は違和感を指摘したい
5:否定的意見を言う
6:自分は満足する、幸せ感を感じる、ドーパミンでもでている?
「定型発達者の思考プロセス」
1:細かい違和感に気がつかない、違和感と感じない
2:たまにはミスすることもある、と考える
3:相手も失敗に気付いている、と考える
4:周りに他の人がいるときは、相手も気にするだろうと思う、黙っていよう
5:前向き、建設的な意見を言う、「次は気をつけよう」など言う
6:自分も相手も満足する